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【比較&レビュー】プラド乗りがRAV4を運転させてもらったのでその感想をお伝えします

150系プラドとRAV4を比較

こんにちは、ライターの黒川です。今回は、150系後期ディーゼルプラドに乗る私が、友人のRAV4を運転させてもらい、その所感をまとめた記事となります。

プラドとRAV4を競合車種とすることはあまり無いと思いますが、あえてクラスの違う両者を比べることで分かることもあるため、比較していきます。

実は最近、中古車買取相場のバブルが崩壊しました。

 

少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。

そのため買取価格はバブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。

 

ただし、まだまだ中古車市場が下がりきったわけではないので、高く売るチャンスは残っている状況です。


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TOYOTA RAV4

今回比較するRAV4は人気グレードのADVENTURE。パワートレインは「ダイナミックフォースエンジン」を名乗る「M20A-FKS」を搭載。レクサスUXにも搭載されている2.0L直列4気筒の自然吸気ガソリンエンジンです。

トランスミッションはダイレクトシフトCVTを採用。

トヨタのクルマ構造改革である「TNGA」思想に基づいた新開発のエンジン。
新D-4S、高効率吸気ポート(レーザークラッドバルブシート)などによる高速燃焼技術、レーザーピットスカートピストンなどによる低フリクション化による燃費向上策が数多く採用されており、最大熱効率40%を実現しています。

駆動方式は「ダイナミックトルクベクタリング」機構による4WDです。

150系プラドとRAV4の細部

車体の大きさ比較

プラド RAV4
全幅 1885mm 1865mm
全高 1850mm 1690mm
全長 4825mm 4600mm
最低地上高 220mm 200mm

二台を並べてみると、RAV4はとてもコンパクトに見えます。しかし実は車幅はほぼ同じ(プラド1885mm、RAV4 1865mm)。RAV4も車幅は小さく無いといえます。

RAV4は高さと長さがコンパクト。幅はたったの20mmしか違わないですが、狭い道でも運転しやすいのは圧倒的にRAV4です。

ラゲッジの開き方

ラゲッジの開き方が大きく違います。RAV4は垂直にハッチが開くオーソドックスな方式。後ろにスペースがあまりなくても意外と開きます。

一方で150系プラドは横開きで、広いスペースが必要です。正直言ってあまり使い勝手が良くありません。

噂されている次期型プラドは、ランドクルーザー300のように上開きになる可能性が高いと予想しています。

タイヤ&ホイール

RAV4のタイヤ&ホイールは235/55R19インチ。タイヤはヨコハマタイヤのAVID GTを履いています。純正ですが19インチと大きなホイールで、デザイン性が高くてかっこいいですね。

ただ、ホイールアーチが狭めでより外径の大きなタイヤ&ホイールに交換する場合、リフトアップが必要そうです。

一方でプラドは265/65R17インチ。タイヤはミシュランLATITUDE TOURを履いています。本格SUVらしくハイトが高くて、肉厚なタイヤです。

ホイールアーチが広く、サスペンションストロークを長くとった本格SUVであることを主張しています。純正車高のまま、少し外径の大きなタイヤに交換することも可能です。

乗降性

RAV4の最低地上高は200mm。乗り降りが非常にしやすいですね。サイドシルを踏まなくても一歩で運転席へ乗り込むことができます。

一方でプラドは220mmでやや乗降性は難あり。ただし大きめなサイドステップが付いているため、2歩で乗り込む感じで意外と大丈夫です。

むしろこの高さが乗車時のワクワク感を生み出してくれます。

RAV4試乗!

RAV4ファーストインプレッション

まず最初に感じたのはハンドルが軽いこと。いきなり狭い道を通りましたが、切り返しがラクラクで、プラドに比べてコンパクトなため運転しやすいです。幅20mmでここまで違うというのは少し驚きです。

さらに車重の軽さからか、ブレーキも軽い踏力でグッと良く効きます。

そして以外だったのはタイヤのゴツゴツ感や硬さが結構ダイレクトに伝わってくること。19インチで薄めのタイヤを履いているからでしょうか。SUVらしいフィーリングといえばそんなイメージです。

サスペンションはプラドに比べるとやや硬めでスポーティなセッティング。

目線は低く乗用車ライク。プラドと比べるとかなり低い印象がします。

意外とキビキビ走るRAV4

RAV4は2.0L自然吸気ガソリンエンジンで、スペックは171馬力、トルク207Nm。ノンターボなので走りはあまり期待していませんでしたが、いい意味で裏切られる軽快感を持っています。

ECOモードで走っていてもキビキビとした爽快感のある走りで、もたつき感は全然ありません。また、上り坂も車重の軽さによってスイスイ登ります。

さらにスポーツモードにすれば機敏なアクセルレスポンスや、スポーティなエンジン音を楽しむことができます。

CVTは、あえて有段式のトルコンATが変速しているようなプログラムが組まれています。これが非常に良い仕上がりで、同等かそれ以上の上質感や楽しさがあります。

エンジンブレーキの効きも自然で良いですね。走る、曲がる、止まるに関して非常に完成された一台という印象です。

レンタカーで同じプラットフォームを採用するハリアーも乗ったことがありますが、ハリアーはより乗用車ライクな印象が強く、どちらもしっかり味付けがされています。

RAV4はSUVっぽさもありながら、優等生タイプ。全てにおいて及第点以上で、トータルバランスに優れた車に仕上がっています。

内装の質感は高い

ダッシュボードまで含めて広い範囲がソフトパッド仕様になっていて、デザインも重厚感があり内装の質感は高い仕上がりです。

純正のディスプレイオーディオは付属のケーブルでスマートフォンと接続しないとナビが使えない仕様です。(googlemap等を表示する)

置くだけ充電をオプション装備しましたが、実際にはナビを使うためスマートフォンを接続するので、置くだけ充電のメリットが活かしきれていない印象です。

つまり、置くだけ充電のオプションは必要がなかったかもしれません。

ダイナミックトルクベクタリングについて

RAV4で2WDと4WDの切り替えは、ダイナミックトルクベクタリングと呼ばれる装備が自動で判断して実施します。

手動で切り替えるよりも楽で、状況に応じて4WDを使ってくれる賢い仕組みです。

オンロードでのパフォーマンス性や滑りやすい路面での安全走行性の確保が目的のメイン。路面の状況に応じて自動的に4WDになります。

燃費を犠牲にすることなく、必要なときだけ賢く4WDで走ってくれるため合理的です。

 

一方でプラドは常に4輪が地面をつかむフルタイム4WD車。

さらにトランスファー切り替え[H4/L4](ダイヤル式)と、センターデフロック(スイッチ式)が装備。でいずれも手動で切り替えます。

極めて高い悪路走破性を発揮できる機能・構造となっています。

燃費

RAV4の平均燃費は12km/L程度。走りもよくて、純ガソリンエンジン車でこれだけ走れば文句ありません。

RAV4おすすめオプション

シートヒーター&シートベンチレーションを装着しています。こちらのオプションで一緒にステアリングヒーターが付いてきて、ついでに本革巻きステアリングになります。

本来、アドベンチャーはウレタンハンドルですのでグッと質感が増します。

NEO TOKYOのバックミラー型ドライブレコーダー

 

余談ですが、RAV4に取り付けたNEO TOKYOのバックミラー型ドライブレコーダーがとても見やすくて、素晴らしい仕上がりです。日本の企業がクラウドファンディングで作ったドライブレコーダーです。

駐車中もタイムラプスで撮影し続けて、振動が加わるとリアルタイム録画に切りかわるシステムです。当て逃げや車両荒らしなどの対策として、防犯面でもメリットのある装備です。

プラド&RAV4比較まとめ

以上、プラドオーナーがRAV4に乗った所感についてでした。

まとめると、

  • ダイナミックフォースエンジンとCVTの仕上がりが素晴らしい
  • 2L自然吸気だが軽快な走りが楽しめる
  • 走る、曲がる、止まるのレベルが非常に高い
  • SUVらしさも持っている

RAV4は、非常に仕上がりが良く優等生タイプの車に仕上がっていました。

実は最近、中古車買取相場のバブルが崩壊しました。

 

少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。

そのため買取価格はバブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。

 

ただし、まだまだ中古車市場が下がりきったわけではないので、高く売るチャンスは残っている状況です。

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