ジープラングラーに乗れる年収
Jeepラングラーは年々値上げしており、2023年モデルの価格は830万円となってしまいました。
800万円というと、一般的な国産車の倍以上の金額ですし、庶民感覚からすると「一体どこのお金持ちが乗るんだ?」という金額ですよね。
結論からいって、たしかにラングラーは高いですが、月々の支払額が無理のない範囲であれば乗ることができます。
筆者がそうであるように、普通のサラリーマンでも大丈夫です。
ズバリ、年収○○○万円なら乗れる。という答えはありません。
独身・既婚・子持ち・実家暮らし・住宅ローンあり/なしなど、その方のステータスにもよるので断言することはできないためですね。
ですが、実際に支払いをシミュレーションしてみると、意外と手が届く範囲なことに気がつきます。
- 下取りではなく買取業車に売る
- 頭金をまとまった金額入れる
- 残クレを利用する
この3つの戦略を組み合わせることで、たとえ年収が特別高くなくても、高額なJLラングラーに乗ることができます。
以下、詳細を解説していきます。
下取りではなく買取業車に売る
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。
買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。
少し前まで、中古車の平均価格がバブル状態でした。
半導体不足で新車の納期が遅れており、新車を待ちきれない人が中古車に流れていたためですね。
しかし現在はバブルは崩壊し、徐々に市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
とはいえ、下がりきったわけではないので、まだまだ高く売るチャンスは残っている状況です。
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JLラングラーの支払い例
頭金 | 100万円 |
残価設定ローン | 5年60回払い |
月額 | 3万5000円〜4万5000円 |
ボーナス月加算 | 7万円〜10万円 |
※ディーラーの見積もりベースで、考察しています。
新型のJLラングラー2023年モデルについて、支払いのモデルケースをご紹介します。
800万円以上するJLラングラーですが、
頭金を100万程入れて、5年60回払いの残クレを利用することでだいたい月額3万5000円〜4万5000円程度の支払いで乗ることができます。
たしかに800万円は高額ですが、このぐらいの支払い金額であれば、なんかイケるかも。と断然思えてきますよね。
ただし注意点があり、ボーナス月は7万円〜10万円程度の加算があり、さらに5年後に500万円近い残債が残ります。
頭金が用意できるか
年収が特別高くなくても、Jeepラングラーに乗る方法としては、頭金を用意できるかどうかが重要なポイントです。
筆者の場合の例として、2014年式のJK型ラングラーに乗っており、そちらの下取り金額が110万円となっています。
まとまった頭金を入れることで、月々の支払い額をグッと抑えることができます。
月々の支払額
根拠となるディーラーの見積もりを確認します。
60回払いの残価設定型ローンで組んだ場合、初回が45,842円、2回目以降が40,300円。ボーナス月は70,000円 × 10回となります。
最終回の残価額は4,980,000円。
72回払いの残価設定型ローンで組んだ場合、初回が34,400円、2回目以降が32,800円。ボーナス月は70,000円 × 10回となります。
最終回の残価額は4,980,000円。
ラングラーはリセールが良い
ジープラングラーは、輸入車の中でも飛び抜けてリセールが良い車種となります。
そのため、残価設定額を非常に高く設定することができて、月々の支払い額を抑えることができます。
車両価格が830万円で3年後の最終支払い額(残価)は 498万円。
つまり3年後の残価率は60%。平均的な5年目残価率は40〜50%ですので、資産価値が高い車種といえます。
残クレを利用した支払いプランであれば、それほど無理筋というわけではないことが分かります。
実際、ディーラーの営業マン談で、20代の普通の若者が購入するケースも多いようです。
契約時に3〜5年後の残価(残存価値)を決めて、残価を除いた価値の減る金額のみを分割返済します。
例えば、3年後の残価が新車時の40%であれば、残りの60%を3年間で支払うことになります。
返済を終えても車両は自分の所有物になりませんが、月々の返済額は安く抑えられます。
年収が少ない場合の注意点
ランニングコストを考慮する
Jeepラングラーは、まとまった頭金さえ入れることができれば、年収が高くなくても乗ることができます。
ただし、やはり故障の頻度は国産車よりも高いですし、点検・車検の費用も国産車よりも割高です。
ランニングコストもしっかり計算してから購入しましょう。
買ってみたものの、維持費でいっぱいいっぱいとなり、我慢続きでしたら本末転倒ですからね。
実際にラングラーにかかるコストはこちらの記事でまとめていますので、参照ください。
ラングラーの維持費 Jeepラングラーを購入したいが、維持費が気になって踏み切れないという方は多いはずです。 筆者は2014年式のJK型ラングラーを新車で購入して乗っており、リアルな維持費を公開しますので、何らかの参考になれ[…]
借り入れ金額の目安は年収の半分?
「借り入れ金額の総額が、年収の半分程度になると良い。」という目安をよく見かけますが、正直、あまりアテにならない指標です。
その指標に従うと、800万円のラングラーをローンで購入できるのは、少なくとも年収1500万円以上ということになってしまいます。
実際にはそんなことはなく、20代の若者が購入してる事例もたくさんあります。
ラングラー、街中でたくさん走ってるのを見かけますよね。そのオーナー全員が年収1500万円以上とは到底思えません。
年収に占める割合よりも、月々の支払い金額が無理のない範囲かどうか、で判断すると良いですね。
社会情勢を考慮する
会社の業績など、向こう5年間の収入を担保できることをしっかり見極めた上で購入しましょう。
とはいえ、先のことは誰にもわかりませんし、最終的にはクレジット会社の審査次第です。
慎重になりすぎるのも考えものですね。
その他、年収にかかわらずラングラーに乗る方法
親ローンを利用する
20代の若者であれば、無金利の親ローンが使えるならば最強です。
JK型の中古を狙う
Jeep以外は考えられないが、JL型はやはり高すぎる…という場合は、比較的安価なJKモデルの中古車を狙うことになります。
新型であるJL型のラングラーは2018年デビューです。
一方で2015年〜2017年ぐらいまでのJKラングラーが、400万円〜500万円程度の価格帯で中古車市場に流通しています。
認定中古車の場合、残クレを利用することもできます。
ただし、新車と比べると金利は少々高くなります。
JKラングラー支払いシミュレーション
参考までに、筆者が2014年にJK型のラングラーを総支払い額4,468,783円で購入した際の支払い方を見ていきます。
2014年にJKラングラーの新車を購入した際の支払い方なので、あくまでも参考程度です。
まず、頭金は70万円ほどを入れています。
残金を60回払い(5年)の残価設定型ローンを組んで支払いました。初回が38,842円、2回目以降が36,300円。ボーナス月は100,000円 × 10回となります。
普通のサラリーマンで特別に年収が高くなくても、十分に支払っていける範囲ではないでしょうか。
900万円のJLラングラーよりも、よほど現実的と言える数字です。
中古のJK型にするメリットとしては、やはり本体価格が2/3〜1/2程度で済むことです。
仮に2倍の金額だとすれば、同じだけ支払ったとしても、JL型の場合はまだまだ折り返し地点ですからね。
あとこれは主観ですが、ラングラーは古くてもカッコいいんですよね。型落ちだからって、全く見劣りしません。
国産車ですと、新型が出ると旧型は一気に古臭く感じますが、ラングラーは古くなっても、それはそれでカッコいいんですよね。
ですので、中古のJK型を狙うのは選択肢としてかなりアリだと感じます。
JKラングラーの中古ならJLラングラーの半額
JKラングラーの中古であれば、JLラングラーの新車のおおよそ半額程度の価格で乗ることができます。
月々の支払い金額は、JLラングラーの新車とほぼ変わりませんが、5年後に残る残債額が大きく違ってきます。
JLラングラーの場合ですと、購入金額の半分以上の残債が残ることになりますので、安易に残クレを組むのは慎重になった方が良いですね。
もちろん、5年後にまた新しい車に乗り換えるつもりならばアリです。その場合、5年後の時点で次の車の頭金を用意できていることが理想です。
残クレの残債が残ったJLラングラーは、返却して残債を清算するだけになり、下取りに充てることができないためですね。
下取りではなく買取業車に売る
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。
筆者の場合でも、ディーラーから提示された下取り価格はたったの110万円でした。
さすがに安すぎないですかね…確かに走行距離は10万キロ近いものの、
ラングラーといえば輸入車の中でもトップクラスにリセールが良い車種のはずです。
参考までに、同年式で、走行距離が近い条件の中古車車両を探してみると、結構強気の価格で販売されています。
この市場価格を見る限り、110万円というのは明らかに買い叩いているとしか考えられません。
念の為、買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。
特に昨今では、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れています。
中古車の平均価格がバブル状態となり、思わぬ高値で売れるケースも多いのです。
仮に10万円高く売れたら、それだけ新しい車のローン支払い額が少なくなりますし、家族で旅行に行くこともできます。
面倒くさいかもしれませんが、少しの手間で高く売れるなら確認しておいた方が良いですよね。
理想は、複数の買取業車を競争させることです。競争させることで、最高値を引き出すことができるためですね。
一括で複数業者に見積もり依頼できるサービスがありますので、そちらを利用すると効率的です。
今すぐ売る気がなくても、相場だけ知っておくだけでもディーラーとのやりとりにおいて有利に働きます。
Jeepラングラーは普通のサラリーマンでも乗れる
まとめると、Jeepラングラーはざっくりと3万5000円から4万5000円の支払額で乗ることができます。
年収は特別高くなくても、まとまった頭金を入れて、残クレを利用すれば普通のサラリーマンでも大丈夫です。
気にいった車があるのなら、買ってから悩みましょう。
仕事の活力にもなりますし、生きるモチベーションにもつながります。
妥協して国産コンパクトカーなどにしてしまうと、ずっとJeepラングラーが頭から離れなくなります。精神的に不健康ですよね。
ただし、新型のJLラングラーは大幅に値上げしているため、残債が多く残る点に注意が必要です。次の車はグレードダウンする必要が生じる可能性もありますので、返済計画はしっかりと立てましょう。
安価に済ませたいなら、JKラングラーの中古もアリです。
ラングラーの買い方や選び方については、別の記事でもまとめていますので参照ください。