ランドクルーザー プラド 2023年フルモデルチェンジ
こんにちは、ライターの黒川です。
ランドクルーザープラドのフルモデルチェンジが、2023年に実施予定であることはご存知の通りです。
180系と呼ばれる時期型ランドクルーザープラド。現状で分かっている情報を、予測と期待を交えて、まとめてご紹介いたします。
実は最近、中古車買取相場のバブルが崩壊しました。
少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。
そのため買取価格はバブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
ただし、まだまだ中古車市場が下がりきったわけではないので、高く売るチャンスは残っている状況です。
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予想CG
デザインは、ランドクルーザー300の弟分的なデザインになる可能性。
出典:spyder7
それから、現行プラドのデザインを踏襲したデザインの2つの予想が立てられています。
筆者としては、現行型のスタイルが気に入っていることや、ランドクルーザー300との見分けがしっかりと分かる後者を望みます。
ボディサイズについては、現行型をほぼ踏襲か、多少のサイズUPで留まると考えられます。
現行型のボディサイズは、全長4825mm×全幅1885mm×全高1835~1850mm、ホイールベース2790mm。ランドクルーザー300が、ランドクルーザー200系とボディサイズをほぼ変えなかったことを考慮すると、プラドも現行型と比べて大型化するとは考えにくいですね。
いつフルモデルチェンジするのか
180系のランドクルーザープラドのフルモデルチェンジですが、2023年の秋〜冬頃という予測がされています。
筆者としては、概ね、その時期に登場することが濃厚だと考えます。
理由としては、すでに現行型(150系)プラドのガソリン車の受注停止が噂されているためです。
一般的に、現行モデルが受注停止になるタイミングとしては、新型が発表される数ヶ月前となります。しかしながら、昨今では納期遅れの問題があり、現行型の受注停止を早めに前倒しするケースが見られます。
早めに止めないと、新型の発表後に旧型が納車されたりする可能性もあるわけで、できるだけそのような事態を避ける目的です。
仮にプラドのフルモデルチェンジが2023年10月で、納期が9カ月に遅延しているとすれば、2023年1月の時点で次期型の注文を受け付けねばなりません。
しかし、さすがにそれでは受注のタイミングが早すぎるため、やむを得ず現行型の受注を止めることになります。
現在、現行型の納期は最大で1年程度かかることもあり、それを踏まえると1年前の今に現行型が受注停止になった、と考えられます。
現行型の受注が止まったということは、新型登場へのカウントダウンが始まったということです。
通常であれば、現時点ではモデル末期に差し掛かった現行型を好条件で販売することが多いですが、それがないのが残念ですね。
長納期モデルになる可能性あり
ランドクルーザー300がディーラー情報で5年以上待ち、レクサスNXやLX600と合わせて受注停止というのは車好きならよくご存知のトピックだと思います。
そのため、兄弟車であるランドクルーザープラドについても、特に新型の発表とともに、オーダーが集中することは避けられません。
このまま現状の半導体や原材料不足の状況が続くと、場合によっては販売開始から即座に受注停止…なんて自体も十分に予見することができます。
発表の3ヶ月前程度から事前予約が開始されると思いますので、欲しい方はいち早く申し込むほかないでしょう。
納期について動画でもいろいろ考察しております。ぜひご覧ください。
ランドクルーザープラド(180系)のトピック
フルモデルチェンジということで、新型はガラッと生まれ変わります。特筆すべき進化点としては、以下のポイントが挙げられます。
- TNGA GA-F採用で軽く、強靭になったラダーフレームを採用
- 小排気量化によって燃費性能の向上
- ハイブリッド車の設定
- TOYOTA セーフティセンスなど安全装備の強化
ランドクルーザー300にも採用されたTNGA GA-Fラダーフレームを採用
出典:dime.jp
180系プラドでは、ラダーフレームの採用は継続。
兄貴分のランドクルーザー300にも採用された、TNGA GA-Fプラットフォームを採用。GA-Fプラットフォームはランドクルーザー300や、北米向けの大型ピップアップトラック「タンドラ」も採用。続いて、新型ランドクルーザープラドへの採用となります。
本格的なオフローダーであるプラドは、’ラダーフレーム’構造を採用しています。屈強なハシゴ型フレームにボディ(上屋)を乗せた作りです。タフさが最大の特徴で、道無き道をゆくオフロード車に多く採用されている構造です。
一方で、一般的な乗用車はボディ全体がフレームの役割を果たす’モノコック’構造を採用しています。舗装路での走りはモノコック構造が秀でています。
一般的にラダーフレームは、モノコックボディの乗用車に比べると、乗り心地やオンロードでの操縦性は低いのが特徴です。
しかしながら、ランドクルーザープラドは、フロントにダブルウィッシュボーン式サスペンション(独立懸架式)を採用しており、ラダーフレーム車のしつけが非常に巧みです。
現行型のプラドも、ラダーフレーム特有のクセを完全には消しされてないものの、トヨタ車らしく乗用車に非常に近い水準でまとまっています。
新型については、そこへさらに新たにTNGAを採用。現行型よりも、より軽量で、かつ高剛性という相反する性能を実現できるフレームです。
そのため、乗り心地やオンロードでの走行性能は高い水準となるはずです。また、軽量化によって燃費向上にもつながりますね。
パワートレインは現行ガソリン踏襲 + ハイブリッドユニットか?
パワートレインについては、複数の予想があります。
ちなみに現行型は、2.7L 直列4気筒 自然吸気ガソリンエンジンまたは、2.8L 直列4気筒 ディーゼルターボの2種類。
(150系デビュー時には4.0L V6の1GR-FE型もありましたが、ディーゼル追加に伴い、日本国内向けに限り廃止しています)
- ランドクルーザー300に搭載されている、3.5L V6ターボをデチューンして搭載
- ガソリン&ディーゼルともにハイブリッド化される
ランクル300のV6ユニット(V35A-FTS)搭載は、期待したいところではありますが、実現可能性としては低いと思われます。
まず、ランクル300との差別化ポイントが薄れてしまう点。そして、ダウンサイジング&省燃費傾向のある最近のトレンドからいって、現行型よりも排気量が大きいユニットを搭載する可能性は低いでしょう。
ランクル300も、先代が搭載していた4.7L V8エンジンから、3L V6ツインターボにダウンサイジングしています。
また、V35A-FTSはレクサスの最上級車種である「LS」にも搭載されており、高級車向けのパワーユニットです。
それを踏まえると、ガソリンのユニットは、トヨタが他車種で設定している2.5リッターNAか2.4リッターターボのハイブリッドユニットを搭載する可能性が高いと言えます。
2.5リッターのハイブリッドユニットはハリアーやRAV4、2.4リッターターボは新型クラウンに搭載されています。車格や重量を考えると、パワフルな2.4Lターボハイブリッドのユニットが適格ではあります。
また、現行型の2.7L自然吸気ガソリンエンジンを搭載したベースグレードも可能性があります。現行型について、ディーゼルよりもガソリンエンジンの方が台数が多く売れているためですね。
ディーゼルエンジンについては、48Vモーター+リチウムイオンバッテリーを組み合わせマイルドハイブリッドユニットの採用が望まれます。
近年、ヨーロッパ車を中心に、ディーゼルエンジンのクルマに48Vマイルドハイブリッド機構が付いているクルマが流行しています。また、最近では国産車でも、マツダCX-60 が直6ディーゼル+48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載して話題を呼んでいますね。
48Vマイルドハイブリッド機構は、48Vと高電圧のバッテリーと、小型のリチウムイオン電池を組み合わせた機構。モーターのみでの走行はできないものの、発進や加速時に駆動アシストすることで燃費&出力向上を目指したものです。
とはいえ、現在トヨタに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載したディーゼルのパワーユニットは存在しないため、後から用意されることも考えられます。
また、仮に48Vマイルドハイブリッドディーゼルが登場しても、他に適格な車種があまり見当たらないため、プラドのためだけにそのようなパワーユニットが開発される可能性はあまり高くないですね。
その他装備の予測
パワートレインの充実とともに、兄貴分であるランドクルーザー300譲りの装備がどれほど継承されるのかも期待されるポイントです。
ご存知の通り、ランドクルーザー300やランドクルーザープラドは、車両盗難率が高い車種のため、盗難防止装備の充実が求められます。その点、ランドクルーザー300では、プッシュスタートボタンに指紋認証システムを導入しており、プラドにも欲しい装備となっています。
他にも、トランスミッションが6速ATから10速ATに進化したり、路面状況によって適切なトルク配分を行うトルク感応式LSDなど最先端の電子装備が満載。どこまで共有されるのか非常に楽しみですね。
新型の価格予想
150系プラドの価格帯は、366万6000円から554万3000円。
新型は、新開発プラットフォーム(TNGA)や新エンジンを搭載し、従来型からのキャリーオーバー部分が少ないため、価格UPが避けられないと予想しています。
とはいえ、車格や兄貴分のランドクルーザー300との住み分けもあるため、50万円程度の値上がり程度に留まると考えられます。