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MAZDAロードスターRF 見積もり&価格。ラグジュアリーな大人のスポーツカー。

MAZDAロードスター RF 見積もり&価格

MAZDA ロードスターの購入を検討しています。

2Lエンジンとハードトップを搭載した「RF」について、見積もりを頂いてきたので掲載します。

またついでに試乗もしてきましたので、一般ドライバー目線でその特徴をまとめておきます。

MAZDA ロードスター RF

RFモデルについて、通常のロードスターとの最大の違いはルーフです。電動式のハードトップを架装しており、スイッチを押すことで電動でルーフの開閉を行うことができます。

 

車名の”RF”とは、「リトラクタブル・ファストバック」の頭文字を取ったもので、オープンにした際にも、Bピラーから後ろの骨格は残ります。

ファストバックとはクルマのルーフからトランク(リアデッキ)にかけてなだらかに傾斜したデザインのこと

先代のNCロードスターのRHT(リトラクタブルハードトップ)ではソフトトップのイメージをリトラクタブルハードトップでも忠実に再現しようと、Bピラーも格納される仕組みでした。

新たにND型から採用されたファストバック仕様では、流麗なスタイリングや、オープン時の安心感や整流効果の向上も見込むことができます。

 

先に結論から述べると、マツダ ロードスターRFは以下のような特徴を持っています。

  • 1.5Lよりもトルクフルで運転しやすい
  • 幌より100kg重いが、軽快感は失われていない
  • 2Lエンジンはネムくない。1.5L同様にスポーティな回転感覚
  • 内装の仕立てもこだわりアリ
  • 上質な大人のスポーツカー

実は最近、中古車買取相場のバブルが崩壊しました。

 

少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。

そのため買取価格はバブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。

 

ただし、まだまだ中古車市場が下がりきったわけではないので、高く売るチャンスは残っている状況です。


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ロードスター RFの見積もり

ロードスター990Sの見積書です。総支払額は、4,531,479円。

オプションは最低限。

990Sのときはサイドエアバッグがオプション扱いでしたが、RFでは標準装備ですのでメーカーオプションはなし。

 

ディーラーオプションは以下。

品名 価格
ケンウッド ドライブレコーダー 40,260円
フロアマット 25,080円
ボディコーティングMGシリーズ/MG-PREMIUM1 61,380円
デンソー スマートインETC 35,609円
ETCセットアップ料金 2,750円

990Sの車両本体価格は、389万1800円。

そこへ必須に近いディーラーオプションや、さらに税金など諸費用が足される形となります。

ロードスターRFの値引きは?

ロードスターRFの値引きは正直、やや渋めです。筆者はマツダ車を数台購入しておりますが、もっとも渋いですね。

筆者がこれまで購入したマツダ車

・CX-8
・CX-5
・フレアワゴンタフスタイル

いずれの車種もかなり大幅に値引きしていただいた経緯があり期待していたのですが、ロードスターは例外とのこと。これはすべてのグレードにおいて共通の条件で、同時に試乗&見積もりした990Sについても値引きは厳しいようです。

指名買いが多い車種ですので致し方ない部分ではあります。

また、シャシーから何から専用設計の一台となりますので、すでにバーゲンプライスであるという見方もできます。

ロードスターを購入される際は、あまり過度な値引き交渉は避けた方が無難ですね。

ロードスター RFの納期

ロードスターRFの納期ですが、2022年12月現在、すぐに注文したとして納車は5月とのことでした。

だいたい、約半年程度は待つことになります。

どのグレードも共通で、同じ程度の納期がかかるようです。

 

ただしマツダ全車が半年かかる訳ではありません。

 

例えば販売開始直後の新型車(CX-60 XD-HV プレミアムスポーツ)については、注文から2〜3ヶ月で納車できるとのことでした。

新型車は予測される販売台数を見込んだ「仕込み」があるのである程度長納期化は避けられている様子です。

 

一方で、モデルチェンジやマイナーチェンジに絡まない通常のモデルに関しては、やはりそれなりに納期がかかるというのが現状のようです。

試乗インプレッション

「990S」グレードと同時試乗

1.5Lエンジンを搭載した「990S」グレード(写真左)と同時に試乗したので、単体で乗るよりもRFならではの特徴がハッキリと伝わってきました。

試乗車のボディカラーは、990Sがジェットブラックマイカで、RFがプラチナクォーツメタリック。

軽快感は損なわれていない

車重1t切りの990Sと比べると、RFは100kg程度重くなります。そのため、動きにやや重たさがあるのかな?と思っていました。

しかし、それは良い意味で裏切られて、RFであっても軽快感は存分に味わうことができます。

 

標準グレードよりも確かに重たいですが、それでも車重は1,100 ~ 1,130 kg。普通の車に比べれば十分以上に軽いので、その軽さは十分に伝わってきます。

確かに抜群の軽快感があるのは990Sの方でしたが、一方でRFでは車重UPが「上質感」を生み出しており、良い方向に作用している印象でした。

これは悩みますね。

2Lエンジンのトルクフルな出力

マツダ ロードスター RFのエンジンスペック
排気量 1,977cc
最高出力 158PS/6,000rpm
最大トルク 20.4kgf・m/4,600rpm
仕様 SKYACTIV-G 2.0 水冷直列4気筒DOHC16バルブ

車重UPによる運動性能の低下よりも、2Lエンジンの豊かなトルクによる性能向上のほうが上回っている感覚です。

その違いは、乗車してクラッチを繋いだ瞬間からすぐにわかります。あきらかに低速トルクが太く、クラッチワークも楽ですね。

 

また、高速道路によく乗る場合も2Lがおすすめです。

 

990Sの1.5Lエンジンは低速トルクの不足感は否めません。クラッチワークがシビアですし、タウンスピードで走っている際はもう少しトルクがあっても良いな..と思う場面もしばしば。

運転しやすく、楽で速いのは2Lエンジンを搭載したRFとなります。なおかつしっとり上質な感じがしました。

 

とはいえロードスターならではの美点として、プアなエンジンだから楽しい、という部分もありますよね。

ギンギンに回して楽しみたければ1.5L。軽やかな吹け上がりは一枚上手です。

一方で、街乗りでまったり低回転でクルーズするならRFの2Lが良いですね。

 

上まで回したときのパワー感や爽快感はそこまで変わらずでした。

もちろん、RFの2Lの方が全域にわたってトルクフルなのは間違いないのですが、1.5Lでも十分楽しめます。

 

最終的にはどちらを求めるかで変わってくるかと思います。

2Lエンジンはフィーリングも良い

2Lの初期モデルは回転フィールがガサツでネムイという噂もありましたが、現行モデルは改良が入っており、気持ちよく回ります。

サウンドや回転感覚はどちらも特別素晴らしい!というわけではありませんが、スポーツカーらしいサウンドやフィーリングは十分に味わうことができました。

抜群のシフトフィール

よく言われる話ですが、1.5L、2Lどちらもショートストロークの6MTはコクコクと小気味よくシフトチェンジができて、非常に気持ちが良いですね。

吸い込まれるようにギアが入るので、MTを運転する楽しさを存分に味わうことができます。

インテリアのディティール

オルガン式のアクセルペダル

オルガン式のアクセルペダルは、全マツダ車で共通の装備。コストがかかるオルガン式ペダルをわざわざ採用しているのは、強いこだわりを感じますね。

ドライビングポジションが非常に良く、左右の足を真っ直ぐ延ばしたところにペダルがレイアウトされています。

疲れも少ないですし、気持ち良いドライビング感覚を味わうことができますね。

垂直から針が始まるタコメーター&スピードメーターがスポーツマインドをくすぐります。レッドゾーンは1.5L、2Lどちらも7000rpmから。

最高出力の回転数は1.5Lが7,000rpm、2Lは6,000rpm。1.5Lのほうが数値的にはやや高回転志向です。

しかし、実際に両者を乗り比べてみたところ、2Lが高回転の爽快感に劣るようなことはありませんでした。

シート

今回取材したロードスターRFは、「Sレザーパッケージ」ですので、テラコッタカラーのナッパレザーシートを装備していました。シートヒーターもついており、とても快適です。冬場にオープンしたときにも重宝しますね。

990Sのシンプルなファブリックシートに比べると、かなり高級感があります。室内が狭い分、シートの存在感が大きいのでよりそのように感じやすい印象です。

座り心地は上々ですが、小ぶりな作りですので、大柄な方は窮屈に感じるかもしれません。

 

着座位置はとても低く、地を這うような感覚が新鮮です。流行りのSUVのアイポイントの高さに慣れていると面食らうしれません。

内装の仕立て

RFは、ナビ+マツダコネクト、レザーのダッシュボード、上品なテラコッタカラーのナッパレザーシート、エアコン吹き出し口のメッキ加飾などが装備されていたので、ちょっとした高級感を味わうことができます。

ダッシュボードにもテラコッタカラーのステッチやレザー加飾が施されていますね。一方で990Sではこの辺はただの「樹脂パネル」ですので結構内装の印象は違います。

ドアのトリムもレザー&テラコッタカラーのステッチが装備されています。

ルーフの開閉は、こちらのボタンで行います。ずっと押し続けることでルーフの開閉が作動します。

RFのオーディオやエアコンについて

RFではナビ画面 + マツダコネクトが標準装備です。990Sではディスプレイ&マツダコネクトは非搭載。

RFはオートエアコンが装備されていますが、990Sはマニュアルエアコンとなっています。

エクステリアのディティール

17インチホイール

こちらはRFの17インチ純正ホイールとなります。幌のロードスターは全グレードで16インチアルミホイールとなっていますので、差別化が図られています。

インチアップによる走りの違いについては、正直短い試乗時間では差がわからなかったというのが本音です。

一方で、990SはRAYS社製鍛造16インチアルミホイール「RAYS ZE40 RS」を採用。純正よりも軽量な鍛造ホイールを採用することで、いわゆる「バネ下」を軽量化しています。(純正ホイールよりも1本あたり約800g軽い)

ブレーキキャリパーはブレンボ製(大径ベンチレーテッドディスク+4ピストンキャリパー)でストッピングパワーを強化しています。

ハードトップを開けた様子

ハードトップを開けた様子です。Bピラーが立っているので、幌よりも解放感は少なめです。オープン時も適度な囲まれ感がありますね。

オープンにした際に、風の流れがよく躾けれられているのが印象的でした。頭の上を少し風が撫でてくるぐらいで、とてもちょうど良い。

室内への巻き込みがあまりないので、冬場でもオープンを楽しむことができます。

幌の990Sとの比較。こうして比較してみると、Bピラーの存在感はかなり大きく、印象が違って見えます。

ですが、どちらもカッコいいですよね。

トランク

トランク。幌のモデルと比べて若干容量は少なくなっているようですが、割と深さがあり、実用的です。

ロードスター990Sの試乗記

以上、ロードスターRFの試乗記でした。1.5L、2Lのどちらも良さがあり、非常に迷うところです。街中を低回転でゆっくり流したり、高速道路を利用して遠出をする機会が多いならRFがおすすめです。

また、上質なテラコッタレザーの内装が印象的で、990Sの素っ気ない内装と比べるとかなり高級感がUPしています。

ラグジュアリーな大人のスポーツカーが欲しければRFですね。

 

990Sはとにかく軽さが際立つ仕上がりで、運転する喜びに溢れている車ですね。

装備も極めてシンプルで、プリミティブなスポーツカーをお求めの場合はマッチするでしょう。

マスの小さい1.5Lエンジンはより軽快に回るので、ギンギンに高回転域を使ってスポーツ走行を楽しむなら1.5Lが良いですね。

協力:関東マツダ淵野辺16号店

実は最近、中古車買取相場のバブルが崩壊しました。

 

少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。

そのため買取価格はバブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。

 

ただし、まだまだ中古車市場が下がりきったわけではないので、高く売るチャンスは残っている状況です。

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