Jeepコンパスは故障する?
画像出典:Jeep相模原
Jeepコンパスを購入したいが、外車なので、故障が気になって踏み切れないという方は多いはずです。
そこで、Jeepラングラーオーナーの筆者が、ディーラーマンとのお話を参考にしながら、Jeepコンパスの故障ポイントについての考察をします。
結論から言って、
コンパスは全くの無故障とは言えませんが、機関(エンジン、トランスミッション)などの致命的な故障事例は少ないとのこと。
国産車のように「無故障」というわけにはいかないが、年間10万円ほど故障時の修理費用として用意できれるのであれば、問題ありません。
参考までに、筆者がJKラングラーを2014年に購入して、これまで故障修理などにかかった経費をまとめた記事は以下になります。
JKラングラーの故障ポイント ジープラングラーを購入する際に気になるのが、「どれぐらい故障するのか?」ですよね。 結論から言って、「アメ車はたまに、小さな故障をする。」というのが実感です。 そこで、2014年に新車で購[…]
簡単にご紹介しておくと、エンジンが故障して30万円以上の修理費がかかったこともあり、これまでトータルで50万円以上の修理費用がかかっています。
一方で、現行のJeepコンパスは2代目となり2017年12月に販売開始されたため、基本設計が比較的新しいと言えます。また、Jeep(クライスラー社)がフィアットと合併後に追加された車種になります。
自動車会社として規模が大きくなり、資本が増えて、ナレッジの共有なども行われているはずですので、より高品質になっていると考えて良いでしょう。
また、実際に筆者がお世話になっているディーラーマンの話を聞いたところでも、コンパスについてはそれほど故障率は高くない、とのことでした。
特に、ラングラーのようにエンジンやトランスミッションなどに致命的な弱点があるわけではないため、それほど高額な修理費用がかかるケースは稀と言えます。
(全く故障しないわけではないが)
ただし、同じCセグメントの国産SUVよりは、維持費は高くつきます。
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。
買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。
少し前まで、中古車の平均価格がバブル状態でした。
半導体不足で新車の納期が遅れており、新車を待ちきれない人が中古車に流れていたためですね。
しかし現在はバブルは崩壊し、徐々に市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
とはいえ、下がりきったわけではないので、まだまだ高く売るチャンスは残っている状況です。
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Jeepコンパスの故障ポイント
では、Jeepコンパスで良くある故障内容はどんなものでしょうか。
以下、詳しく解説していきます。
ナビゲーション関係の不具合
Jeepコンパスのナビがついに誤作動!!!え〜交換したら20万以上だって〜⊂(≩Д≦⊂)=͟͟͞͞(=͟͟͞͞(=͟͟͞͞(ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
市販のナビ付かないのかな?#Jeep— Mr.まっくす (@Mr60365038) September 22, 2022
Jeepコンパスの不具合で最も多いのが、ナビゲーション関係の不具合です。
- BluetoothやCarPlayの音楽が聞こえなくなる
- いきなり爆音で音楽が流れる
- 有線接続したiPhoneを認識しなくなる
- 突然ラジオに切り替わる
などの事例が見受けられます。
ディーラー営業マンの話でも、ナビ関係の入庫はかなり目立つとのことでした。
ただし車の走行に関係はしないため、致命的な故障ではないですね。また、多くの場合は再起動すると治るとのこと。
ですが国産車のような全くのノートラブルを期待していると、落胆してしまう可能性はあります。
走行不能に陥ることは稀
外車で怖いのは、走行中に急に走行不能に陥るような故障ですよね。
安心して欲しいのですが、2017年以降のモデルについては、そのような致命的な故障での入庫例はほとんどないとのことでした。
参考までに筆者の2014年式のラングラーでも、9年乗りましたが突然走行不能に陥ったりするトラブルは今のところ皆無です。
ただし、年式が古いコンパスは例外です。
さよなら、コンパス………👋😔
レッカーが先に着いて
レンタカー2時間待ちで
タクシーもなかなか捕まらず
車内の荷物抱えて座り込んで
家出した子みたいで恥ずかしかった#jeep #レッカー #故障 pic.twitter.com/0JPKMDVnnu— 𝙍𝙚𝙧𝙚 .◾︎lllllll◾︎. (@1sex2kiss3talk) April 2, 2023
現行モデルは2017年にフルモデルチェンジをしていますが、それより前の2012年〜のモデルについては、走行不能に陥る故障も起こっています。
特にスロットルボディ(エンジンに吸入される空気量を調整する装置)についての故障事例が多く見受けられました。
初期型Jeepコンパスのウィークポイントとも言えそうです。
中古で初期型を狙う際には、スロットルボディの交換歴をチェックしておくと良いでしょう。
バッテリー交換に多額の費用がかかる
2017年以降の新型Jeepコンパスでは、バッテリーがメインとサブの2系統に分かれています。
これがなかなかの曲者で、ディーラーで同時交換をすると10万円ほどの交換費用がかかります。
バッテリーの劣化については、消耗品の交換ですので、特に故障というわけではありませんが、多額の費用がかかる点はウィークポイントと言えます。
どんな車であっても、4-5年ごとに交換するサイクルが訪れますので、Jeep コンパスを購入する際には知っておきたい部分です。
ちなみにJL型のジープラングラーも同様の仕様(2バッテリー)となっており、バッテリー交換に多額の費用がかかることで知られています。
しかし、救いがあり、バッテリーについてはDIYで交換できないこともないです。
ディーラーでバッテリーを交換すると、バッテリー本体がべらぼうに高いんですよね。
2バッテリーじゃない車種、筆者のJKラングラーでもバッテリー交換はバッテリー代と工賃込みで4-5万円かかります。
そのため、バッテリー交換について費用を抑えたい場合は、DIYで交換してしまうことをお勧めします。
ネット通販で純正よりはるかに安価で互換品を購入することができます。
オイル漏れの症例は少ない
エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイルなどのオイル漏れの症例は少ないようです。実際にディーラーでの入庫歴も稀とのこと。
ちなみにJK型のジープラングラーでは非常に多い症状です。
特にデフオイル漏れが顕著で、筆者も、オイル漏れで何度入庫したことか…車検のたびに指摘されて余計なコストがかかっています。
その点は、Jeepコンパスについてはほとんど心配する必要はなさそうです。
Jeepコンパスの故障とうまく付き合うコツ
Jeepコンパスを扱うステランティスのディーラーにおいて、Maintenance For Youプログラムと呼ばれるメンテナンスプランが用意されています。
こちらは、新車から3年間については基本的なメンテナンス費用がかからないプランとなっています。新車登録から3年間は無償付帯です。
具体的には、60,000kmまたは3年間まで、故障に対する無償での修理保証もついています。
そのため、新車で購入する場合には、コンパスの故障について過度に心配する必要はないと言えます。
ちなみに4年目〜5年目については66,000円で延長する必要があります。
筆者の経験上、むしろ、1〜3年目で故障するようなことは稀で、4〜5年目に入ると故障することが多いです。少なくともラングラーはそうでした。
そのため、メンテナンスフォーユーの延長保証には必ず加入することをおすすめします。
ただし、ラングラーのケースですが、7年目にエンジンが故障して、保証の対象外で27万円かかりました。
そのため、あまり長く乗るよりも、5年ぐらいで乗り換えるのがもっともコストがかからず、Jeepブランドの車に乗るコツかもしれません。
Jeepコンパスを上手に買う方法
Jeep コンパスは、フルサイズSUVは大きすぎるけど、Jeepブランドが欲しい。という場合には、最適な一台です。
Jeepコンパスは4,690,000円からと、Jeepブランドの中では比較的お求め安いプライスタグを掲げています。
しかし、同じCセグメントクラスの国産車と比較すれば、高額です。
そこで、
- 下取り車の価格をUPする
- ある程度まとまった頭金を入れる
- 残クレを利用する
このような方法で、
Jeepコンパスの支払いを楽にすることができます。
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。
筆者の場合でも、ディーラーから提示された下取り価格はたったの110万円でした。
さすがに安すぎないですかね…確かに走行距離は10万キロ近いものの、
ラングラーといえば輸入車の中でもトップクラスにリセールが良い車種のはずです。
参考までに、同年式で、走行距離が近い条件の中古車車両を探してみると、結構強気の価格で販売されています。
この市場価格を見る限り、110万円というのは明らかに買い叩いているとしか考えられません。
念の為、買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。
少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。
そのため中古車の平均価格は、バブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
ただ依然として、車を高く売るために一括査定が有効なのは変わりありません。
中古車バブルが崩壊した今、中古車の市場価格は下がり調子ですが、下がりきる前に売り切ることをおすすめします。
仮に10万円高く売れたら、それだけ新しい車のローン支払い額が少なくなりますし、家族で旅行に行くこともできます。
面倒くさいかもしれませんが、少しの手間で高く売れるなら確認しておいた方が良いですよね。
理想は、複数の買取業車を競争させることです。競争させることで、最高値を引き出すことができるためですね。
一括で複数業者に見積もり依頼できるサービスがありますので、そちらを利用すると効率的です。
今すぐ売る気がなくても、相場だけ知っておくだけでもディーラーとのやりとりにおいて有利に働きます。
Jeepコンパスの故障以外のデメリット
故障以外で、Jeepコンパスのデメリットと言える箇所は以下となります。
純正ナビは使いにくい
純正ナビは、海外製ということもありあまり使いやすいとは言えません。
ただ救いはあり、AppleCarPlayに対応しているため、スマホをつないでGoogleMapなどを表示して使うことができます。
後部座席にリクライニング機能がない
後部座席のリクライニング機能がありません。
そのため、ロングドライブで姿勢を変えたり、横になったりすることができません。
購入の際には、リアシートに座る人に実際に確認してもらうのが良いでしょう。
後方視界が良くない
リアガラスの面積が少ないため、後方視界があまり良くありません。
特にコンパクトカーやミニバンから乗り換えると後方視界が悪く感じます。
ただし、これはバックモニターを装着することで解決します。
また、他社のCセグメントSUVと比べて、特別に悪いという印象はありません。
燃費はあまり良くない
Jeepコンパスは、2.4Lの直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載しています。
流行りのダウンサイジングターボなどではなく、普通の自然吸気エンジンです。
ディーラーマン談で、燃費は街乗り6〜7km、高速で11km程度とのことで燃費はあまり良くありません。
走りは普通
また、走りについてもイマイチで、車重は1.5t程度なので鈍重ではないですが、速い車ではありません。
2.4L自然吸気ガソリンエンジンは、自然なフィーリングではありますが、気持ちいい回転感覚はなく実用性重視のエンジンです。
この車に求めることではありませんが、走りを重視する方にはあまりおすすめできないと言えます。
Jeepコンパスは致命的な故障は少ない
まとめとしては、Jeepコンパスでは走行不能に陥るような、致命的な故障は少ないと言えます。
特に2017年のフルモデルチェンジ以降のモデルについては信頼性は低くないと言えます。
ただし、国産の同クラス(Cセグメント)のように、全くの無故障というわけにはいかないでしょう。
念の為、修理費用として年間10万円程度は予算を用意しておくと、急なトラブルに見舞われても慌てずに済みます。
故障を気にしすぎるあまり、欲しい車を諦めるのはもったいないことです。
本当に欲しい、と思った車を購入されることを強くお勧めします。
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