グランドチェロキーは何年乗れる?
「Jeepグランドチェロキーには何年乗れる?」という検索がよくされています。
そこで、2014年型のJeep JKラングラーオーナーの筆者が、Jeepグランドチェロキーの耐久性や、10万キロ乗っても大丈夫なのか?といった部分について考察いたします。
結論からいって、Jeepグランドチェロキーで10年10万キロは余裕です。
10万キロ走ったらぶっ壊れて乗り換えを余儀なくされる…なんてことは無いので安心してくださいね。
アメ車が品質が低い、すぐに壊れる。というのは乗ったことがない人の妄想です。
ちゃんと定期的にディーラー整備していれば、10万キロ走ってもまだまだ現役です。
ただし、ちょっとした故障はします。
また、5年5万キロぐらいまではほとんど故障しないですが、それ以上乗ろうと思うと、メンテナンス費用がかなりかかってきます。
筆者のJKラングラーがそうだったように、長く乗るとお金がかかります。
以下、詳細を解説していきます。
グランドチェロキー Lの試乗レビュー記事
グランドチェロキーL リミテッド 試乗ブログ ラングラー(JK)の点検ついでに、グランドチェロキーL リミテッドに試乗してきました。 かなりじっくり乗らせていただけたので、一般ドライバー目線でのインプレッションを記します。 […]
グランドチェロキー (標準ボディ) 4xeの試乗レビュー記事
Jeepグランドチェロキーの後悔ポイント 当記事では、ラングラーオーナーである筆者が、Jeepグランドチェロキーの後悔ポイントをお伝えします。 ラングラーの半年点検の際に代車でグランドチェロキー 4xe […]
WLグランドチェロキーにお得に乗る方法
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。
買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。
少し前まで、中古車の平均価格がバブル状態でした。
半導体不足で新車の納期が遅れており、新車を待ちきれない人が中古車に流れていたためですね。
しかし現在はバブルは崩壊し、徐々に市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
とはいえ、下がりきったわけではないので、まだまだ高く売るチャンスは残っている状況です。
買取業車の査定は「一括査定」がラクです。
同じ日、同じ時間に査定してもらって、一番高い業者に売りましょう。
買取専門店のスタッフが「一番申し込みが多い」と言っていたのがナビクルです。
登録は簡単で、車種、年式など簡単な質問に答えるだけです。(無料)
買取業者から電話がかかってきますが、4〜5件だけですぐに終わりますよ。
\9項目を入力するだけ。45秒で完了!/
※累計400万件の取引実績があるサービスです。
※査定額に満足できなければ、売却しなくてOK
Jeepの故障について
まず、Jeepの故障についてです。
筆者のJKラングラーの場合、5年5万キロを超えたあたりからちょくちょく故障し始めました。
ラングラーとグランドチェロキーで車種が違うじゃん!と思われるかもしれませんが、エンジンが同じですし、車重、車格も似ているため参考にはなるかと思います。
JKラングラーの故障箇所や必要予算については以下の記事で詳しくご紹介しています。
JKラングラーの故障ポイント ジープラングラーを購入する際に気になるのが、「どれぐらい故障するのか?」ですよね。 結論から言って、「アメ車はたまに、小さな故障をする。」というのが実感です。 そこで、2014年に新車で購[…]
ちなみに、9年乗っていますが修理費用にトータルで50万円以上はかかっています。
一番大きかったのはエンジンの故障で、8万キロ走行時にカムシャフトが摩耗して交換が必要になりました。これはエンジンを開けて整備が必要となるため、27万円の修理費用がかかります。
ちなみに、WK型、WL型グランドチェロキーも筆者のJKラングラーと全く同じ、ペンタスター V6 3.6Lエンジンを搭載していますので、同じ故障が起こらないとは言い切れません。
しかしながらそれは主に5年目以降であり、5年5万キロ以内であればそれほど大きな故障はありませんでした。
そのため、もしJeepをコスパよく乗り続けるなら、5年程度で新しい車に乗り換えていく方がかえってトータルのコストは安く済む可能性はありますね。
電装類などのトラブルについて
よく聞く、電装類などのトラブルについてですがほとんどありませんね。
「チェックランプが点灯して、レッカーになった」のような話をよく聞きますが、筆者のラングラーでは一度も起こったことがありません。
ただし、唯一電装類の故障としては、死角を補うためのモニターが映らなくなることぐらいです。(助手席側のドア内側についています)
走行には直接的な関係のない、致命度の低い故障と言えます。
グランドチェロキーに関しても同様だと考えて良いですね。
しかも筆者のラングラーは2014年式ですので、それより新しいグランドチェロキーについてはなおさら心配ないと言えますね。
2010年代から信頼性が向上
2010年代以降のアメ車に関しては、信頼性が飛躍的に向上したような印象です。
それ以前のアメリカ車、例えばTJ型のジープラングラーなどはもっとマイナートラブルが多く見られましたが、今のアメ車は違うと考えて良いでしょう。
ただし車種によっては「持病」のようなものがあるケースがありますので、その点はよく調査した方が良さそうです。
例えば、筆者のJKラングラーでは、カムシャフト摩耗の症例がかなり多く、同じ修理を施した車両がかなり多く見られます。
また、JeepコンパスというCセグメントのSUVがありますが、コンパスではスロットルボディに弱点があり、突然走行不能になることがあるようです。
ちなみにWKグランドチェロキーに関しては、内装のパネルが剥がれることなどが弱点としてあげられます。
グランドチェロキーに10年乗る場合の注意点
ランニングコストを考慮する
WK/WL型グランドチェロキーは、10年10万キロ走る耐久性は十分に持ち合わせています。
ただし、やはり故障の頻度は国産車よりも高いですし、点検・車検の費用も国産車よりも割高です。
ランニングコストもしっかり計算してから購入しましょう。
買ってみたものの、維持費でいっぱいいっぱいとなり、我慢続きでしたら本末転倒ですからね。
参考までに、同じJeepブランドであるラングラーにかかるコストはこちらの記事でまとめていますので、参照ください。
ラングラーの維持費 Jeepラングラーを購入したいが、維持費が気になって踏み切れないという方は多いはずです。 筆者は2014年式のJK型ラングラーを新車で購入して乗っており、リアルな維持費を公開しますので、何らかの参考になれ[…]
ざっくりですが、車検・点検の費用は国産車と変わりませんが、修理費用は年間10万円ほど用意しておくと安心できます。
WK型の中古を狙う
グランドチェロキー以外は考えられないが、WL型(新型)はやはり高すぎる…という場合は、比較的安価なWKモデルの中古車を狙うことになります。
新型であるWL型のグランドチェロキーは2021年デビューです。
一方で2015年〜2020年ぐらいまでのWKグランドチェロキーが、400万円〜500万円程度の価格帯で中古車市場に流通しています。
認定中古車の場合、残クレを利用することもできます。
ただし、新車と比べると金利は少々高くなります。
あとこれは主観ですが、グランドチェロキーは古くてもカッコいいんですよね。型落ちでも、全く見劣りしませんし、むしろちょっと古いほうがかっこいいことすらあります。
国産車ですと、新型が出ると旧型は一気に古臭く感じますが、Jeepは古くなっても、それはそれでカッコいいんですよね。
ですので、中古のWK型を狙うのは選択肢としてかなりアリだと感じます。
WKグランドチェロキーの中古ならWLグランドチェロキーの半額
WKグランドチェロキーの中古であれば、WLグランドチェロキーの新車のおおよそ半額程度の価格で乗ることができます。
月々の支払い金額は、WLグランドチェロキーの新車とほぼ変わりませんが、5年後に残る残債額が大きく違ってきます。
WLグランドチェロキーの場合ですと、購入金額の半分以上の残債が残ることになりますので、安易に残クレを組むのは慎重になった方が良いですね。
もちろん、5年後にまた新しい車に乗り換えるつもりならばアリです。その場合、5年後の時点で次の車の頭金を用意できていることが理想です。
残クレの残債が残ったWLグランドチェロキーは、返却して残債を清算するだけになり、下取りに充てることができないためですね。
下取りではなく買取業車に売る
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。
筆者の場合でも、ディーラーから提示された下取り価格はたったの110万円でした。
さすがに安すぎないですかね…確かに走行距離は10万キロ近いものの、
ラングラーといえば輸入車の中でもトップクラスにリセールが良い車種のはずです。
参考までに、同年式で、走行距離が近い条件の中古車車両を探してみると、結構強気の価格で販売されています。
この市場価格を見る限り、110万円というのは明らかに買い叩いているとしか考えられません。
念の為、買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。
実は最近、中古車買取相場のバブルが崩壊しました。
少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。
そのため買取価格はバブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
ただし、まだまだ中古車市場が下がりきったわけではないので、高く売るチャンスは残っている状況です。
仮に10万円高く売れたら、それだけ新しい車のローン支払い額が少なくなりますし、家族で旅行に行くこともできます。
面倒くさいかもしれませんが、少しの手間で高く売れるなら確認しておいた方が良いですよね。
理想は、複数の買取業車を競争させることです。競争させることで、最高値を引き出すことができるためですね。
一括で複数業者に見積もり依頼できるサービスがありますので、そちらを利用すると効率的です。
(無料で利用できます)
今すぐ売る気がなくても、相場だけ知っておくだけでもディーラーとのやりとりにおいて有利に働きます。
\9項目を入力するだけ。45秒で完了!/
ナビクル 簡単車一括査定はこちら
※査定額に満足できなければ、売却しなくてOK
Jeepグランドチェロキーは10年10万キロも余裕
まとめると、Jeepグランドチェロキーは10年10万キロは余裕で走ります。また、その時点でもまだまだ現役と言えます。
ただし5年5万キロ以上乗る場合は、故障もしますのである程度費用を用意しておく必要があります。
気にいった車があるのなら、買ってから悩みましょう。
仕事の活力にもなりますし、生きるモチベーションにもつながります。
妥協して国産コンパクトカーなどにしてしまうと、ずっとJeepグランドチェロキーが頭から離れなくなります。精神的に不健康ですよね。
ただし、新型のWLグランドチェロキーは大幅に値上げしているため、残債が多く残る点に注意が必要です。次の車はグレードダウンする必要が生じる可能性もありますので、返済計画はしっかりと立てましょう。
安価に済ませたいなら、WKグランドチェロキーの中古もアリです。
Jeepの買い方や選び方については、別の記事でもまとめていますので参照ください。