Jeepグランドチェロキーの後悔ポイント
当記事では、ラングラーオーナーである筆者が、Jeepグランドチェロキーの後悔ポイントをお伝えします。
ラングラーの半年点検の際に代車でグランドチェロキー 4xe サミットリザーブをお借りしました。
そのため、軽めの試乗ではなく、かなりじっくり乗らせていただきました。
試乗しただけだと、なかなか車の良し悪しが見えてこないことも多いですからね。
ネット上には、Jeepグランドチェロキー に乗ったこともなければ、見たことすらないような、コタツ記事が蔓延していますね。
一方で、当記事では、実際にグランドチェロキーに触れて感じたことを中心にお伝えしていきますね。
モータージャーナリストではなく、一般的な消費者目線でのレビューとなります。
結論から言って、グランドチェロキーは、後悔ポイントは少ないですね。
Jeepブランドのフラッグシップモデルらしく、非常によくできた車に仕上がっています。
以下、詳しく解説しますね。
グランドチェロキーの後悔ポイント1:サイズ感
後悔するかもしれないポイントとしては、やはりサイズ感ですね。
特に気になったのは車幅(1980mm)で、かなりでかいです。
日本で乗るには本当にギリギリのサイズだと感じました。
あえて狭い道に行ってみましたが、正直、結構気を使います。
すれ違いは明らかに対向車に迷惑ですし、路地を右左折する際は、ぶつけないようにかなり気をつける必要もあります。
駐車場も狭く感じました。
隣の車に気を遣わせてしまいますし、ドアパンチの恐怖が常にあります。
だが一方で、車幅のおかげで室内は広いです。特にリアシートはかなり広くて快適。
後席に小柄な人なら無理なく3人がけできるほどです。
チャイルドシートを乗せてみましたが、チャイルドシートが小さく感じるほど広かったですね。
センタートンネルの張り出しも低いので、3人がけしたときの足元が広い。パッケージングが優れていますね。
167cmの筆者がドラポジをとった状態で、後席に座ると、拳4〜5つ分ぐらいは膝前に空間がありました。
グランドチェロキーの後悔ポイント2:2Lターボのフィーリング
グランドチェロキーの後悔ポイントは、2Lガソリンターボエンジンのフィーリングです。
かなり静かで、かつ軽快感のあるフィーリングです。
もちろん、静粛性が高いのは良いこと。全域で静かだからとても快適でした。
しかしパワーは十分だが音質は普通。決して安っぽくはないが、特に楽しい音質でも無い。回した時の盛り上がりには欠けると言えます。
スポーティなサウンドを求めるなら違うかも。
グランドチェロキーLに搭載されている、V6 3.6自然吸気ペンタスターの方が、音は気持ちいいですね。
パワーは数値ほどじゃないけど、気づいたら速度が乗ってる感じのタイプ。
特に今回乗った4xeのシステム出力は375PS、トルクは637N・m。
かなりマッチョな数値となっており、力はあります。
しかし、淡々と仕事をこなすタイプのパワートレーンという印象でした。
剛性感の高さもあって、加速したときに加速感を味わいにくいのかもしれない。
全開加速しても全く不安感がないですね。
グランドチェロキーの後悔ポイント:ホイールに気を使う
これはサミットリザーブ限定の悩みですが、タイヤホイールマジででかいっす。(21インチ)
車そのものの静粛性は高いものの、さすがにロードノイズは多少感じる。
カッコいいけど、縁石などはかなり気を使う。もしガリったらショックヤバイですね。
とはいえタイヤの厚みもそこそこあるので、よほどのことがないことがなければガリらないとは思います。
それでも17インチ、18インチのインチのラングラーよりはかなり気を使います。
あとゴロンと大きなタイヤが転がる感じや、巨大なホイールならではのコツコツ感は多少ある。
エアサスの追従性で相殺してる感じ。
グランドチェロキーの後悔ポイント:乗り心地は極上ではない
乗り心地は極上ではないです。今回お借りしたサミットリザーブはエアサスという事もあり、かなり良いけど、意外とシャキッと固めではある。
路面の細かいショックは普通に伝わってる。もちろん角は丸いけど。
いや、ハイレベルな乗り心地ではあるんですよ。もちろん。
その辺の乗用車より明らかに乗り心地は良いです。
ですが、とろけるような、魔法のじゅうたんレベルではなく、どちらかと言えばスポーティな感じは残しつつ、出来るだけ快適に仕上げた、という印象でした。
でも剛性が高いので、変な動きは一切しない。だから多少ショック伝えてきても全く不快さはないと言えます。
WLグランドチェロキーにお得に乗る方法
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。
買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。
少し前まで、中古車の平均価格がバブル状態でした。
半導体不足で新車の納期が遅れており、新車を待ちきれない人が中古車に流れていたためですね。
しかし現在はバブルは崩壊し、徐々に市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
とはいえ、下がりきったわけではないので、まだまだ高く売るチャンスは残っている状況です。
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Jeepグランドチェロキー 4xe 試乗レビュー(数日借りた)
まず感じるのは、ボディの剛性が非常に高いですね。グランドチェロキーLよりもまとまり感があるように思います。
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ジョルジオプラットフォームの実力はかなり高いと感じました。
軽めのワインディング走行もしました。2.5tの車重を感じさせない身のこなしですね。
重たい金属の塊が一体感を持って曲がっていく、極めてレベルの高い爽快感を感じることができました。
特にフロント周りの剛性感の高さを感じます。
ハンドルのセンター付近の遊びも最低限。クイックとまでは行かないが、乗用車的でSUVのネガはほぼ感じないですね。
ただし重たいので無理は禁物。
写真で見るよりカッコいい。
車はなんでもそうですが、月並みな表現をすると「写真で見るよりも数倍カッコいい」です。
特にオフロードモードの車高にしたときは最高です。(↑写真)
写真で見ると、ホイールアーチに大きな隙間ができていてビヨ〜ンと間延びしたように見えるけど、実際はボディの迫力が増していい感じ。
ちなみにエアサスによる車高調整が5段階から選べて、かなり楽しいですね。
乗降性が変わるのはもちろんのこと、車の外見の印象もガラッと変わります。
グランドチェロキーを上手に買う方法
グランドチェロキーは、カッコいいファミリーカーに乗りたい場合は、最適な一台です。
でも、高いですよね…
為替の影響があるとはいえ、本国価格の2倍以上の価格になっており、なかなかパンチのある金額です。
- 下取り車の価格をUPする
- ある程度まとまった頭金を入れる
- 残クレを利用する
このような方法で、
グランドチェロキーの支払いを楽にすることができます。
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。
筆者の場合でも、ディーラーから提示された下取り価格はたったの110万円でした。
さすがに安すぎないですかね…確かに走行距離は10万キロ近いものの、
ラングラーといえば輸入車の中でもトップクラスにリセールが良い車種のはずです。
参考までに、同年式で、走行距離が近い条件の中古車車両を探してみると、結構強気の価格で販売されています。
この市場価格を見る限り、110万円というのは明らかに買い叩いているとしか考えられません。
念の為、買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。
実は最近、中古車買取相場のバブルが崩壊しました。
少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。
そのため買取価格はバブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
ただし、まだまだ中古車市場が下がりきったわけではないので、高く売るチャンスは残っている状況です。
仮に10万円高く売れたら、それだけ新しい車のローン支払い額が少なくなりますし、家族で旅行に行くこともできます。
面倒くさいかもしれませんが、少しの手間で高く売れるなら確認しておいた方が良いですよね。
理想は、複数の買取業車を競争させることです。競争させることで、最高値を引き出すことができるためですね。
一括で複数業者に見積もり依頼できるサービスがありますので、そちらを利用すると効率的です。
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今すぐ売る気がなくても、相場だけ知っておくだけでもディーラーとのやりとりにおいて有利に働きます。
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装備充実
爽快感のある巨大なサンルーフ。
高精細ででかいナビ。
デジタルメーター
ダイヤル式シフト。
おしゃれなバレルモレザーシートがかっこいい。
なんとシートヒーターや、マッサージ機能まで付いています。
(マッサージ機能はサミットリザーブのみ。リミテッドはありません。)
シートの縫い目(ステッチ)も凝った意匠。かなりお金かかってる感じがしますね。
McIntosh製プレミアムサウンドシステム。
これでもか!というぐらい、装備は充実しています。
ただ、付いてそうで付いていない装備は、運転席&助手席のオートクロージャーや、デジタルインナーミラーなどはありませんでした。
1200万(4xe サミットリザーブ)もするなら、デジタルインナーミラーはつけて欲しかった。
しかしそれぐらいです。
上質なインテリア
インテリアのデザインはかなりかっこいいです。ドイツ車に引けを取らない感じで、質感も高い。
本杢目パネルがギターみたいでオシャレです。
ドアの内張も隙がないですね。
かなりこだわって作っている感じがします。
あと余談ですが、ドアの開閉音がとてもかっこいい。「ズチャ!」って感じで重厚感があり「良い車感」がすごいです。しかも、リアドアも同じ音がします。
ただ、インテリアデザインに関しては、ランドローバーの方がよりモダンで、シンプルかつ洗練度は高い気はする。
でも、適度にいなたいアメリカンな雰囲気が、あえて残されてるような感じもしました。これはこれで正解だし、好みの問題と言えます。
高級なのにカジュアル感があるので、気構えずに乗れるメリットもありますね。
ただしセンターコンソールのピアノブラックは傷やホコリが目立ちやすいでしょう。
その他、グランドチェロキー後悔ポイントは?
あと細かい気になった点を最後にご紹介します。
これは4xe 限定の悩みですが、回生ブレーキのフィーリングがイマイチでした。
ハイブリッドあるあるだけど、これは慣れが必要。合わない人はダメかも。
よく言われる、「スポンジィー」なフィーリングでして、慣れないとカックンブレーキを多発してしまう可能性があります。
あと、やはり車重なりの重さは感じます。前後方向の動きや、ステアリングフィールもずっしり。
だが乗り心地の良さや高級感など、良い方向に作用しているように思いました。
また、4xeは電気切れになっても 「シンプルに重いガソリン車」にはならず、2Lターボで十分以上によく走るのは素晴らしいですね。
あとは、フロントガラスへのダッシュボードの写り込みが少し気になりました。西日が差すような状況で顕著です。
また、ライバルと比較したときに、最善の選択肢であるかどうかは、悩ましいですね。
同じ金額出せば直6エンジンを搭載しているのライバル車種も買えると思われます。
4気筒ターボのフィーリングがそこまで最高ではないので、直6エンジン搭載のライバルに加速フィーリングでは負ける可能性あります。
そのため、4xeについてはコスパはあまり良くないかも。諸費用込みで1200諭吉ですからね…
とはいえ、成長を続けているアメリカ経済と、停滞を続ける日本経済の格差が広がっているから、徐々に高くなっているという事ですかね。南無。